グルメ

芋掘り観光 川越いも山田園は天保9年創業、伝統のさつまいも園。180有余年さつまいもに向き合い続ける9代目山田さんのこだわりと人気の秘密に迫る

芋掘り観光 川越いも山田園山田
川越で人気のさつまいも堀り!芋掘り観光 川越いも山田園!

 

芋掘り観光 川越いも山田園は180年以上の歴史を持つ、由緒あるサツマイモ農園です!例年9月中旬ごろ~お芋がなくなるまでお客様に芋掘り体験を提供されており、さつまいもの土壌づくりから育成まで非常にこだわりを持って運営されています!

今回は芋掘り観光 川越いも山田園山田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

芋掘り観光 川越いも山田園山田さんは9代目ということですが、継がれた経緯などを教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田

山田:私の家は代々農家でしたので、長男の私がいずれ山田園を継ぐことは自然な流れでした。

高校を卒業した後にすぐ山田園を継いだというわけではなく、一度自衛隊へ行って、5年務めた後に帰ってきて山田園を継ぎました。
直売所に自衛隊のポスターを貼ってるのもそれが理由です。

そのまま自衛隊にいてもよかったんですけれど、畑をそのまま放置していても仕方ないなということで私が帰ってきて継ぐことになりました。

芋掘り観光 川越いも山田園のこだわりや特徴について教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

山田:山田園ではさつまいもしか取り扱っていません
さつまいもしかやってないので、土づくりと肥料の管理にはこだわりを持っていますね。
シーズンオフはもっぱら畑の管理をしています。

さつまいもは二毛作には合わない作物なんですよね。
肥料形態とかが他の作物と全く違うので、野菜を作っちゃうとさつまいもがおいしくなくなってしまいます。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

よくさつまいもの後に同じ畑で野菜を作る人がいますけれど、さつまいもの味も落ちてしまうのでおすすめはしません。
山田園ではお芋に合わせた土づくりをしています。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さんが仕事をしていて喜びを感じる瞬間を教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

山田:芋掘り観光をやっているので、お客さんが来て喜んでくださったり、さつまいもを美味しいと言ってくださったりすることが一番嬉しいですし、こちらも楽しくなりますね。

お客様は、都内か埼玉県内でも都心に近い方の方がよく来てくださっています。
川越は観光地もあるし、ちょうど芋掘りしながら他の時間で観光ということができますよね。そういった理由で外から来られる方が多いのだと思います。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さんが大変だと感じられる場面を教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

山田:ここ数年、コロナの影響でどうしても団体客が来なくなってしまっています。
ほとんど個人のお客様ばかりでその場にずっとついていけないといけません。
団体のお客様だと、その日にその団体だけで終わるので、別の仕事ができるんですけれど、個人のお客様ですと専属でスタッフがついていないといけないので、それが結構大変ですね。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん
コロナ前はほとんどが団体のお客様でした。
ツアーや幼稚園、小学校、会社単位で来ていただいていましたがそれもコロナでなくなってしまいましたね。
ただ、野外ということを理由に個人のお客様が爆発的に増えていて、去年あたりからは問い合わせも多くいただきました。

山田園に芋掘りに来られる方は比較的若い方が多く、コロナ後はお年寄りの方は来られなくなりましたね。外出を控えられているんだと思います。
以前までは、お年寄りの方が孫を連れてきてといったものが多かったのですが、今は若いご家族連れで来られる方が増えました。
お客さんの層も大分変わりましたね。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん
幼稚園のお芋掘りがなくなったので、子供連れで来られるという方も増えました。
どこにも連れてってあげられていないから、近場で自然を体験できるところをということで支持いただいているのだと思います。

芋掘り観光 川越いも山田園が今後伸ばしていきたいところや進化させたいところを教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

山田:作付け面積が増えれば、作付け量が増えて収量を増やすこともできるんですけれど、なかなか作付け面積を増やすことは難しいんですよね。

今山田園がある近辺にはあまり土地がなく、作付け面積を増やすことができていません。
作付け面積が増えれば、自社で商品の加工・販売まで行う6次化をどんどんと進めていこうとは思っています。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さんが思う川越の好きなところや魅力を教えてください。

芋掘り観光 川越いも山田園山田さん

山田:古いものを大事にしすぎるという面があって、川越のことが昔は嫌いでした。
流石にもう少し街として新しくしていったほうがいいんじゃないかなと思っていたんですね。

ただ、その時に新しいものを拒んだからこそ、古い街並みが残っていて、結果的に観光がうまくいったという一面もありますよね。
ある程度古いものを残しながら、新しくしていくということが今の川越はうまくできているのかなと思います。

それに川越まつりもありますよね。
川越の伝統の一つである川越まつりをこれからも大切にしていきたいですね。

住所 〒350-1150 埼玉県川越市中台南1丁目10−8
電話番号 080-5076-4571
営業時間 9月中旬ごろ~お芋がなくなるまで。
9:30~16:00※お芋掘りのご予約は、じゃらんnetによるインターネットでのご予約のみとなります。※当日、ご予約なしでお越しの方は、満員でお断りする場合がございますので、予めご了承ください。
アクセス (1)西武新宿線本川越駅(川越駅)からバスで(西武バス今福中台行き「今福中台」下車徒歩2分)
(2)関越道川越ICから車で10分
公式HP https://yamadaen.net/