春蔵(HARUKURA)は埼玉県の川越で生まれた雛人形ブランド、ひな祭りの季節である「春」と小江戸・川越の街を連想させる「蔵」から名前がつきました。モダンな色彩とクラシックな形のお雛様をお届けします!
春蔵(HARUKURA)さんが川越に立ち上げられた経緯について教えてください。
津田:代々人形作りをしている家系で、雛人形作家である父が自らの色彩感覚や独自の技術をより生かしたいという思いから8年前に独立しました。
私自身は、夢のある事業をさらに伸ばしていきたいという思いで工房に入り、現在は雛人形デザイナーとして働いています。
春蔵(HARUKURA)さんのこだわりや特徴を教えてください!
津田:モダンな色彩とクラシックな形というメインコンセプトがあります。色彩が現代風で色鮮やかな所が特徴的です。
また、クラシックな形にこだわっていて、色々な角度から見ても着物が良く見えるような設計にしています。
真上から見ても、正面から見ても、真横から見ても着物が一枚として重ならず、しっかりと見えるような作りです。
また、このメインコンセプトの裏側には、一年中お花のように飾れるお雛様という裏のコンセプトがあります。
お雛様はひな祭りの時だけに飾ることが一般的ですが、作り手としては短い期間だけではなく一年中飾って欲しいという思いがあります。
屏風と台のセットで飾るのはもちろん、お雛様単体で飾っても十分な華やかさです。
玄関に飾ってお客様をお出迎えしたり、リビングに花を飾る感覚で置いてみたり、日常生活の様々なシーンでお雛様を楽しんでいただきたいです。
春蔵(HARUKURA)さんを運営されていくにあたって大事にされていることを教えてください。
自分たちの感覚を信じて良いと思ったものを作ることを大事にしています。
そのため、雛人形作家である父は独自の色彩感覚を存分に生かしています。
お子様が生まれて初めて綺麗だと思ったものが春蔵のお雛様であったら嬉しい、という想いもあるため、お子様の色彩感覚に影響を与えるような素敵なお雛様を作るよう心がけています。
春蔵(HARUKURA) 津田さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。
津田:お雛様を選ばれる方は、お子様を持つご両親や祖父母の方が多いですが、皆様「こういう子に育ってほしい」というイメージを持っておられます。
その中で出会ったお雛様がイメージにピッタリだと言っていただいたときに喜びを感じますね。
今までお雛様を飾ってこなかった方が、「ようやく求めていた理想のお雛様に出会えました」と言って春蔵のお雛様を選ばれた時は本当に嬉しかったです。
当工房の雛人形は、ひとつひとつの人形にそれぞれコンセプトとストーリーがありますので、春蔵の雛人形を選ばれる方はそういった作り手の想いも含めて共感してくださる方が多いような気がします。
春蔵(HARUKURA)さんが今後伸ばしていきたい部分について教えてください。
津田:川越生まれの雛人形として、日本国内だけでなく海外にも広げていきたいと思っています。
春蔵のお雛様をインテリアとしても浸透させるため、昨年は大手ハウスメーカー様協力のもと住宅展示場に飾らせていただきました。
またアートとしての可能性も見出しており、海外を視野に展開を目指しているところです。
より多くの方に春蔵の雛人形を知っていただくため、インスタグラムなどのSNSやECサイトにも力を入れています。
春蔵(HARUKURA) 津田さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください。
津田:観光地としての魅力はもちろん、グルメや体験できることも多くてとても
楽しめる街だと思います。でもそれ以上に人の繋がりが魅力的だと思います。
人情が厚い方や優しい方が多いですね。
自ずと川越でできたつながりが仕事に繋がったり、仕事でのつながりがプライベートにも繋がったり、ご縁の多い街だと思います。
公式HP | https://harukura.official.ec/ https://www.instagram.com/harukura.official/ |
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