株式会社エムアイメイズ が川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

東京の新宿に本社オフィスがあるのですが、私自身が川越出身ということもあり川越にＩＴ開発拠点を作ってみたいと思っていたのが背景としてあります。

また、川越市に特化した求人事業の企画の際に地域の声を拾えるよう川越オフィス「KOEDO BASE」という形で立ち上げることができました。

ただ、そのタイミングでコロナの影響を受けてしまい企画はストップしてしまいましたが、先々を見据えて地域密着の事業をもう一度検討しようと思っています。

株式会社エムアイメイズ のこだわりや特徴を教えてください。

「ＩＴは一つの手段で、何に使うかが重要」という考えを社員に持ってもらうようにしています。

ＷＥＢやスマートフォン、金融や保険などインフラ業界の技術提供が得意なシステム開発会社だと思われがちなのですが、それをメイン事業とはしつつも、異業種との方との出会いや社員のよいアイデアがあればＩＴ技術を使って様々なものにチャレンジしていける環境を整えています。

最近のものでいうと、プロスポーツ選手である柏レイソルの小屋松さんとの出会いがありました。
小屋松さんはファン想いの選手として知られているのですが、よりファンとのコミュニケーションを図りたいという想いとアイデアがありました。
そこで私たちはサービスの企画から共同事業を起こすことを提案し、現在サービスの開始に向け一緒に取り組んでいます。
昨年の秋頃に出会い、まだ1年もたっていないのですが今年の夏にはローンチ予定です。

他にも過去には、異業種の⽅と共同で事業を⽴ち上げて、成功したら利益をシェアするようなものをいくつか⽴ち上げてきています。

アイデアや販路はあるけど、ITを使う技術や作る技術がない所と協⼒し、その事業を成⻑させていこうと取り組んでいます。

⼩さい会社ですが、こういった事に取り組んでいる会社は多くないと思うのでそこは弊社の特徴かなと思います。

株式会社エムアイメイズ の⻄澤さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。

社員たちが楽しそうに仕事をしているのを見た時でしょうか。

私自身も何か決められた事をやるよりも⾃分で考えて決断して、相⼿と話し合いながら何かを作っていくほうが楽しいですし、⾃由度も⾼いので起業したという所もあります。
なので私が楽しく働いているのは当然なのですが、その会社に入ってきた人たちが同じように感じてくれていると喜びを感じますね。

世界一の会社になれなくても、社員たちにとって「史上最高の会社」になれたらと思っています。

株式会社エムアイメイズ の⻄澤さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください。

⼀番難しいのは、昔と違いIT技術が多種多様な点だと思います。

最近で⾔うと、chat GPTなどの人工知能やビッグデータなど「IT」と⾔われても我々の⾏なっているITとは少し異なる部分があるので、新しいプログラミング⾔語や新しい概念に対応していく事がどの会社でも大変なことだと思います。

新しい技術や今までなかったものを何に使うのかが重要で、農業や物流、金融など、私たちの生活にどう落とし込むかが大切になってきます。

株式会社エムアイメイズ が今後伸ばしていきたい部分について教えてください。

自社プロダクトである自治体向け防災アプリ「HibiSona」があるのですが、それを今年はより大きく展開していきたいです。

日本は東日本大震災など地震のイメージが強いですが洪水などの被害も多いんですよね。
それは川越に住む皆さんもよくご存知だと思いますが。
山に住む人、海辺や川辺に住む人それぞれの防災意識は異なるので、国主体ではなくその地域に合わせた人に寄り添った防災サービスに力を入れていきたいと思っています。

株式会社エムアイメイズ の⻄澤さんの思う川越の魅⼒や好きな所があれば教えてください。

川越の魅力はいっぱいありますよね！
私は小さい頃から川越で育ってきているので、この地元に昔から住む川越人の魅力というものをとても感じます。
町内会の大人たちと一緒に山車を曳いたり、太鼓を叩いたりしていたので、当時から可愛がってくださる方が川越にはたくさんいるんですよ。

そんな方たちとアナログ的な歴史を残しつつ、最近では観光DXという言葉もあるようにITと昔からのレガシーなものを組み合わせながら街が発展させていけたら良いなと思っています。

これだけ観光客の⽅がくる街もなかなか無いので、それを上手く活用しながらITを交えてさらに住みやすい街、観光したくなる街になっていってほしいですね。

住所	本社：東京都新宿区西新宿3-1-5 新宿嘉泉ビル8F 2018年　4月 KOEDOBASE（川越オフィス）開設。
公式HP	https://mimaze.co.jp/