産業

「一般社団法人SCRAP&BUILD」は川越の精神科訪問看護事業者。一訪問一笑いをモットーに、全ての人が暮らしやすい川越を目指し日々奮闘

一般社団法人SCRAP&BUILD 川越
ー全ての人が暮らしやすい川越を目指してー川越の精神科訪問看護『一般社団法人SCRAP&BUILD』!

 

「一訪問一笑い」をモットーに。医学的なアプローチに加えて、日常生活の支援やご家族のサポートといったより直接的なアプローチも行う川越の精神科訪問看護『一般社団法人SCRAP&BUILD』さんをご紹介!

今回は一般社団法人SCRAP&BUILDの戸田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

「一般社団法人SCRAP&BUILD」さんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!

戸田:元々精神科の病院に勤務していて、何十年と病院に入院されてる方や隔離状態にある方を病院の中で支援することにどこまで意味があるのかを考えたのが最初のきっかけです。

出身は国立市で、社会人になってからも東京で働いていました。

埼玉県でのボランティアに関わった際に、川越市在住の精神科病院への長期入院者が所沢市と川越市が群を抜いて多かったと資料で拝見し、川越の地域で長期入院状態の方を一人でも多くその地域で生活できるようサポートすることができればいいなと考え、川越にこの社団法人を立ち上げました。一般社団法人SCRAP&BUILD 川越訪問看護や障害福祉の精神障害に対応している事業所が少なかったという課題がありました。

また精神障害者を専門とした地域活動支援センターが一箇所しかなく、必要としている方は多いのに、それを供給する場所がない状態だったというのも理由の一つです。

「一般社団法人SCRAP&BUILD」さんのこだわりや特徴を教えてください!

戸田:去年の八月から、障害者総合支援法という法律に関する相談支援事業というものを始めたのが最初の事業です。
福祉のサービスを調整するような役割の事業になっていて、高齢者のケアマネージャーのように、障害者のケアマネージャーといった役割です。

四月から精神科の訪問看護事業といった医療保険の中でのサービスも始めました。
その結果、福祉の事業と医療の事業の二つを設けた形になっています。

相談支援事業では、身体障害・知的障害・精神障害のある方や、障害児の方からのご相談を受けて支援します。一般社団法人SCRAP&BUILD 川越例えば、家でヘルパーを使いたいであったり、グループホームに入りたい、どこかに通って仕事をしたいといった福祉のサービスを、相談に応じて連絡調整したり、計画書を作って自治体に提出してサービスが使えるように申請をしたりするお手伝いをしています。
直接支援をするわけではないですが、間接的な調整やマネジメントといったサポートをしている事業です。

地域や事業所によって色々違いがあるので、ご本人が相談に来てその方に合った場所を見つける為には、制度や知識だけあればできるような業務ではないので、自分たちの会社だけでなく、他の法人との繋がりも重要になってきます。

一般社団法人SCRAP&BUILD 川越

訪問看護事業では、身体的な健康に関することや精神科の薬のサポートなどの医療保険のサービスになります。それが精神科訪問看護の主な役割なのですが、私たちはそれだけでは支えきれないと考えています。
そのため医学的なアプローチに加えて、日常生活の支援やご家族のサポートといったより直接的なアプローチも行っているのが我々の事業の特徴です。

一緒に料理をしたり、カフェでお茶をして利用者さんの心を開き、信頼関係を築くためにも病気以外の話を交えて楽しいと思ってもらえることをしています。
「一訪問一笑い」をモットーにしています。

「一般社団法人SCRAP&BUILD」さんを運営していく中で、戸田さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!

戸田:利用者さんが良くなっていく過程を見ることが出来ることが一番嬉しいです。
良い反応を出してくれると、「どうやったらもっと良くなるだろう」と考えますし、逆に悪くなってしまった時には、どうしていこうか一緒に色々考えられることがやりがいでもあります。

一般社団法人SCRAP&BUILD 川越

障害のある方が抑圧され、チャレンジすることが難しい社会の中で我々の支援によって地域で生活ができるようになることや、長期入院から退院して何かに挑戦できるようになった時に喜びとやりがいを感じます。

「一般社団法人SCRAP&BUILD」さんを運営していく中で、戸田さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!

戸田:医療職の勉強しかしていなかったので「どうやったら法人を設立できるのか」や「お金はどうやったら借りられるのか」といった勉強をすることがはじめはすごく大変でした。

また、福祉に関することも絡んでくるので医療と福祉をうまく繋ぐようにすることも難しかったです。

一般社団法人SCRAP&BUILD 川越

元々川越に縁がなかったこともあり、知り合いがいない地域で法人を立ち上げて、一つずつ関係を築いていくということも苦労した部分です。

利用者さんが少ない時は考える時間が増えたり、法人の口座残高が一桁になった時は眠れなくなってしまったりと、経営者になりたてのタイミングは特に大変でした。

「一般社団法人SCRAP&BUILD」さんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!

戸田:精神科病院からの地域移行といった支援の依頼を受け始めているので、それをもっと行っていきたいです。
長期入院している方を一人でも多く地域で支えられるようにしたいと考えています。

どんなに重い精神障害があっても地域で暮らせるよう、同じ福祉事業をやっているような他の機関や地域住民の方々など我々だけではなく皆んなで、そういった社会のあり方を成熟させていく取り組みができればいいなと思っています。

一般社団法人SCRAP&BUILD 川越もう一つは仲間集めです。
精神保健福祉の分野に携わっている方は沢山いますが、その中でも特に我々の考えや事業に共感を持って一緒に取り組んでくれる仲間と一緒に働きたいと考えています。

戸田さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!

戸田:特に小江戸と言われるエリアはとても風情があって個人的にすごく好きです。街並みが綺麗なので、基本的に外回りの仕事が多い私にとっては患者さんのお宅を訪問しながら通った時も気持ちが良いです。

川越駅周辺はお店や人の往来が多く活気がありますし、少し中心から離れると自然もあって生活しやすく、我々の福祉の仕事との相性がとてもいいと思います。また、都心までも出やすく、アクセスがいいところも魅力の一つだと思います。

住所 埼玉県川越市砂815-13 1階
電話番号 XXX
営業時間 9:00~18:00
定休日:月、水、金曜日
アクセス

東武東上線 新河岸駅 徒歩約5分

公式HP https://scrap-build2022.com/