タマクシエスが川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

山本: 私は魚屋で15年間働いており、その職を辞めるつもりはありませんでした。
しかし、ある日、上司たちの集まりに参加した際、焼き鳥などを扱う個人の飲食店にお勤めされていた方との出会いがきっかけで、つくね串に出会いました。
その方からつくね串を食べさせていただいた瞬間、私は衝撃を受け、つくね串に興味を持つようになりました。
そこから、師匠と独自のつくね串や、独自のタレの味を作りだしました。

その後、去年の10月ごろ、お店での展開か、キッチンカーで提供するかまだ決まっていない時、インターネットでキッチンカーを譲りたいという情報を見つけました。

買い手は見つかったようですが、オーナーさんは悩んでいたので、譲ってほしいとお願いし、とても順調に進展し、2ヶ月後には川越市役所の横で出店していました（笑）。
その後、1ヶ月ほどの経験を積み、新しい世界を見てみたいと思い、今があるのです。

タマクシエスのこだわりや特徴を教えてください。

山本: 当店の最大の特徴は、つくね串を一本一本手作りしていることです。
師匠が秘伝のタレを制作されており、私もそのレシピを知っていますが、火加減や工程は師匠オリジナルであり、ここでしか味わえないという点が大きな強みとなっています。

このつくねを味わった瞬間、多くの人々が感銘を受け、私はこの味を広めたいと思っています。
そのため、つくねのタレ以外の商品は提供していません。

また、師匠との接点も川越にあり、川越での名産品を扱いたいと思い、松本醤油さんの醤油を使用しています。
私たちは、まずはお客様に当店の味を知ってもらい、再び訪れていただけるような商品を提供することを目指しています。

現代の子供たちが大人になっても、この味を覚えていてくれるように、味覚にインプリントすることを心がけています。
焼き鳥のタレには甘いイメージがあるかもしれませんが、当店の醤油は甘すぎず、コクと深い香りが特徴であり、一口食べた瞬間に美味しさを実感していただけると確信しています。

メニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。

ボリューム満点手作りつくね串	300円

タマクシエスの　山本さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。

山本: 一番の喜びは、お客様が私たちの料理を口にして「おいしい！」と言ってくださる瞬間です。

また、当店でしか味わえない味に喜んでいただけることも、非常に嬉しい瞬間です。

タマクシエスの　山本さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください。

山本: 雨などの悪天候が一つの苦労要因です。
鶏肉を扱うので、湿度や暑さで鶏肉が痛まぬように、鶏肉の品質管理や安全を保つ為、そのために営業休止を余儀なくされることもありました。

また、主催者の都合で暑い日に休業となることもあります。

タマクシエスが今後伸ばしていきたい部分について教えてください。

山本:つくね一本で10ヶ月経ちましたが、元々はみんなが集まってゆっくりできるような、お酒が飲めて、つくね串が食べられるお店を作りたいと思っていました。
キッチンカーで色々と経験ができているので、その経験を活かしていきたいです。

お店を立ち上げる時に作っていた、メニューを提供できたならと思います。

私が今40歳なので、50.60歳になってもまた食べにきたよと言ってもらえるような、師匠秘伝のタレ、つくね串が一人歩きしていくようなお店を目指していきたいです。

タマクシエスの山本さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください。

山本:沢山ありますね。
日本の歴史が残っていたり、歴史ある街並みがとても好きです。
幅広い年齢の方がいて、外国人も多く楽しい街だと思います。

実際に川越市役所の横で自分が売る側で街を見ているととても楽しく感じました。
お若い方もとても礼儀正しくて、メッセージをくださったり温かい部分は魅力だと思います。

住所	埼玉県川越市を中心にキッチンカーを提供
公式SNS	https://www.instagram.com/tama946s/