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川越ベーカリー楽楽は国産小麦・天然酵母・無添加こだわる川越のパン屋。メニューも豊富で、心を込めて楽しく作って楽しく食べることを大切に

川越ベーカリー楽楽
川越ベーカリー楽楽は国産小麦・天然酵母・無添加にこだわりを持った菓子屋横丁前にある川越のパン屋さんです。

 

川越ベーカリー楽楽は国産小麦・天然酵母・無添加にこだわり、心を込めて作った絶品のパンを届けるパン屋です。歴史ある川越という町から、暖かなパンをお送りします。

今回は川越ベーカリー楽楽を運営している代表の上野さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

なぜ川越ベーカリー楽楽を、川越で立ち上げたのでしょうか?

上野:私自身、川越の旧市街地で生まれ育ちました。

生まれ育った川越の街に恩返しがしたいと思って過ごしていたのですが、30歳を過ぎた頃、当時は一般企業で働いていましたが、ものづくりをしたいという想いを持つようになりました。

私の実家は川越の酒屋でした。
ただ、酒屋ではなく違うことでお店をしたいという気持ちがありました。

そんな中で、私自身、手先が器用だったことと、奥さんがパンが好きでパン教室にも通っていたのでパン屋さんを作るのがいいんじゃないかと思っていました。
パンだったらお年寄りから子供まで食べられるので、その意味でも川越に密着した商売ができたら面白いことになると思い立ちました。
  

川越ベーカリー楽楽

実際、川越の地元にあるパン屋さんは、オーナーの高齢化だったり後継者がいないことで店舗数も少なくなっている事情があるようでした。
結果として、川越ではコンビニのパンが多く食べられている状況が発生しており、その現状が寂しいと思っていました。

私自身、このベーカリー楽楽の場所のある土地を所有していたので、お店の場所はその場所にして、元々住宅メーカーで働いたこともあり間取りなどは私が考えて設計しています。
お店の中の壁は綺麗なところと不器用なところがありますが、それも良い味になっていると思っています。

川越ベーカリー楽楽のパンのこだわりについて教えてください!

上野:ベーカリー楽楽のパンは、国産小麦100%で作っています。

背景としては、ベーカリー楽楽として何か武器を作らないといけないと思っていて、   当時国産小麦を使ったパン屋は少なかったので、その意味でも国産小麦100%でパンを作ることにしました。
最近は、近年の品種改良のおかげもあって、国産小麦の生産量が上がって、国産小麦を使ったパン屋は増えてきたと思います。コンビニでも見受けられるようになりましたからね。

ベーカリー楽楽の開店当時、国産小麦は大体うどん等の面に適した品種が多くて、パン用小麦の国産シェアは10年ほど前までわずか3%程度でした。
そのため、国産小麦を使ってパンを作るのは難しかったのですが、現在では品種改良が進んで、タンパク質の量が多い(強力粉)製パンに適した国産小麦が多く作られるようになり、国産小麦のパンも増えてきたと思います。

メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。

プレミアム食パン ¥340(税込)
やわらかしっとり。トーストせずにそのままで十分おいしい生食専用の食パンです。北海道産「lキタノカオリ」をメインに、自家製発酵種でじっくり18時間の長時間発酵でおいしさを引き出しました。あまりに人気なので増産体制を組みましたが、それでも完売が続いています。お得な「食パン回数券」もありますので、ご予約いただくのが確実です。
お味噌のパン ¥210(税込)
北海道産小麦と餅粉をブレンドし、埼玉産の材料にこだわった秩父味噌を練りこみました。上にかかっているクッキー生地も味噌風味。懐かしく優しい甘さでほっこりと温かみのあるパン。一度食べたら、あなたもきっとファンになるはずです! *温かいまま袋に入れておいたり、湿度が高い時期にはべたつくことがあります。その際は軽くトーストしますと、外側がパリッ、
さつまいも大納言 ¥350(税込)
北海道小豆といちぢく ¥310(税込)
季節のピッツァ ¥310(税込)

大変稀少な国産小麦を使わせていただくという意識があったので、北海道に渡り、直接小麦生産者を訪ねるようになりました
最初は自分一人で。そのうちに社員も連れていくようになりました。この2年はコロナで行けていませんが・・・。

一時期、農産物のバイヤーもやっていた経験で、同じ農産物でも生産者によって全然品質が違うことを知っていたので、小麦についても生産者の顔を直接見て話を聞くことが大切だと思っていました。

川越ベーカリー楽楽

小麦は製粉工程で周辺地域のものを1つにまとめられるので、農家の〇〇さんが作った小麦というパッケージの商品はほとんどなく、だいたいが地域で作った小麦というパッケージで販売されます。
そのため、小麦の販売を通じて、生産者の顔を露出させる機会は現状ほとんどないんです。

また、小麦の農家は、自ら小麦を加工することが難しいので、自分で作った小麦の味を説明することができないんです。
しかも、北海道産の小麦は、ほとんど本州に行ってしまうので、北海道の小麦農家で自らが作った小麦を食べたことがないという人は珍しくない。
小麦の加工には製粉機が必要で、かつ、非常に高い技術が必要なので、小麦の加工はとても難しいのですが、小麦の加工に関して、日本の技術は世界と比較しても高いと言われています。

川越ベーカリー楽楽

小麦を挽くとき、20種類ぐらいに挽き分けることができて、日本酒を作るときに、米をどれだけ削るかと似たような話で、殻の部分をどれだけ挽くかで味や質が全く変わってきます。

その後、各種類をいろいろな割合でブレンドしていきます。
しかも、小麦の品種ごとに、それぞれ20種類くらいずつ挽き分けることができるので、ブレンドの仕方はいくらでもあり得るのも面白いですよね。

ブレンドの際には、どのようにブレンドすれば味が良くなるか、一方でふくらみはどうなるのか、香りはどうなるのか等を考えてブレンドしているのところがこだわりの出るポイントですね。

川越ベーカリー楽楽を営業している中で喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?

上野:やはりお客さんに喜んでもらえる瞬間が何よりも嬉しいですね。
例えば、大宮で祭事に参加した際に、「パンがとても美味しかったので、またお店に買いに行きます」と言ってもらえたことがあり、とても嬉しかったことを覚えています。

また、地元の学校のプログラムで子供たちが職業体験でお店に来てくれることがあり、職業体験を通じてみられた子供たちの笑顔は何にも代えがたい喜びがありますね
子どもたちが手紙を書いてくれることもありますよ!

川越が観光地であるからこそ、より強く地元とのつながりを意識する機会が多いです。

川越ベーカリー楽楽の、今後伸ばしていきたい部分はどんなところになりますでしょうか?

上野:お店をこれ以上大きくするつもりはないです。
しかし、現実問題として直近の課題として、コロナを乗り越えないといけないということはあります。

コロナの影響で観光客分の売上が減ったこともあるので、今まで以上に地元川越とのつながりは大事にしていきたいと思っています。
パン作りに手間をかけた分だけ、お店のスタッフに長時間労働を強いてしまうという点も改善すべき課題としてあります。

「川越ベーカリー楽楽」という店の名前の由来は、スタッフもお客さんも楽しんでいられる店というところにあるので、スタッフのことも大事にしていきたいと思っています。今はコロナの影響があって、何かお客さんに対して積極的に関与するような活動はできていないんですが、地元の食材とコラボして、毎年7月に創業祭をしたり、その他にも川越パンマルシェに参加しているので、色々と繋がりも作りながらやって行きたいですね。

川越ベーカリー楽楽のオススメメニューを教えてください!

上野:話題のマリトッツォの小豆抹茶(河越抹茶を一部使用)が大変好評なので、是非ご来店ください!

川越の魅力・好きなところはなんですか?

上野:なんといっても川越祭が魅力ですよね。
私も山車に乗っていますよ。
やはり旧市街のつながりは、川越祭を通してのつながりが多く、地元とのつながりがあるからこそ、今のような形で商売をすることができていると思います。

住所 川越市元町2-10-13(菓子屋横丁)
川越ベーカリー楽楽へのアクセス 川越駅からバス乗車「札の辻」から徒歩2分
本川越駅から徒歩約15分
川越ベーカリー楽楽のHP http://www.bakery-rakuraku.com/
川越ベーカリー楽楽のSNS  

Twitter: https://twitter.com/bakery_rakuraku