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1FC川越水上公園(ワンエフシー)はサッカーだけじゃない、人間力育成を大切に。子どもが圧倒的に育つクラブへの挑戦。

1FC川越水上公園

「人間力育成を大切に。サッカー指導だけでは終わらないサッカースクール、クラブチーム運営を目指す、1FC川越水上公園」



「1FC川越水上公園は2003年に順天堂大学サッカー研究室×川越水上公園×スポーツクリエイト(1FCの運営会社)の3社の共同事業として「川越水上公園KIDSサッカースクール」の設立後、ニーズに応える形で設立された川越のサッカーチームです。川越で評判はかなり高く、広く支持されている秘密に迫ります!」

今回は1FC川越水上公園(ワンエフ)の代表であり、クラブ創設メンバーの一人である、粂川幸司(くめかわこうじ)さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

1FC川越水上公園(ワンエフシー)といえば、川越を代表するクラブの1つかと思いますが、クラブが川越に立ち上がった背景にはどのような理由があるのでしょうか?

1FC川越水上公園

粂川:

2003年に順天堂大学サッカー研究室×川越水上公園×スポーツクリエイト(1FCの運営会社)の3社の共同事業として「川越水上公園KIDSサッカースクール」が設立されました。

川越水上公園の敷地内にあったアイススケート場をフットサルコートに転用した際に、施設の有効活用と青少年の健全育成の2点を満たすことを目的にサッカースクールがスタートしました。
サッカークラブチームについてもサッカースクールの創設期から構想を描いていました。

様々な縁があり、
2006年にU12・U15カテゴリーを同時に立ちあげ、
その後2014年に女子U15、2018年に女子U18カテゴリーのチームを立ち上げました。

サッカースクールに通って頂いた、お子さんやその親御さんに「コーチ達にチームを作ってもらいたい」と多数のお声を頂いたことも大きな後押でしたね。

1FC川越水上公園(ワンエフシー)、サッカースクール事業の立ち上げに際して、どのような苦労がございましたか?

1FC川越水上公園

粂川:

スクール運営と、クラブチーム運営それぞれで苦労はありましたが・・

スクールについてはやはり川越水上公園にスクールがあることを認知してもらうことは非常に大変でしたね。
周囲にはJリーグのサッカースクールや、大手サッカースクールがある中で、私達のスクールの色をどう打ち出していくかについては試行錯誤を重ねました。

クラブチームに関しては、近隣の少年団さんとしっかり接点を持って、関係を作りながら、地域に根ざしていくことを重視して活動していきました。
選手に選択されるクラブになるために時間がかかりました。

1FC川越水上公園(ワンエフシー)を運営していて、喜びを感じる瞬間というのはどのような瞬間になりますか?

1FC川越水上公園

粂川:

育成年代に関わっているので、
選手一人一人の成長を目の当たりにした瞬間は大きな喜びの一つです。

成長スピードが著しく速いカテゴリーなので、
「あ、意識が変わったな」「あ、できなかった事ができるようになったな」
とおおげさではなく毎日ポジティブな発見があります。

あとは、1FCの選手たちは卒団後も部活のOFF期間等に遊びにきてくれる選手が多いのですが、卒団した選手たちが成長した姿を見せてくれることも嬉しい瞬間ですね。

卒団生で戻ってきてくれる選手も多いのは、おそらくサッカーでもサッカー以外でも、1FCで過ごした時間が充実していて、楽しかったから、戻ってきてくれているのだと思います。

1FC川越水上公園(ワンエフ)にはクラブチームと、スクール生合わせて700名近くの方が加入されているということですが、1FC川越水上公園が川越で支持されている理由としてはどのような背景があるのでしょうか?

1FC川越水上公園

粂川:

クラブが支持されている理由は、大きな要素としては3つあると思います。

1.楽しくて夢中になれる環境がある
2.サッカーを通して様々な角度からアプローチしている。人としての成長が期待できる。
3.コーチングスタッフの質

以上の3つです。

育成年代に特化し子供達の成長を第一に考えたプログラムが構築されている点は、私達の強みです。

ピッチ外においても、サッカー用具を大切にする、時間を守る、挨拶や礼儀を正しく学ぶ等、
オフザピッチの指導も技術的な指導と同等に重視しています。
地域の人々から応援される選手・チームになることは大きな目標の一つです。

1FC川越水上公園(ワンエフ)のコーチなどサッカースタッフにはどのようなメンバーが揃っているのでしょうか?

1FC川越水上公園

粂川:

コーチングスタッフの経歴は様々です。

海外に移住しプロ契約を勝ち取る為に挑戦した経歴を持つコーチもいます。サッカーの専門学校や大学まで長く選手を続けたスタッフ、学生の内からコーチを志し卒業と同時に社員になったスタッフもいます。
また学生時にスポーツビジネスやスポーツマーケティングを専攻し現場での実践でチームの成長に貢献しているスタッフもいます。

1FCのスタッフは、「サッカーが好き」はもちろんですが、何より「子供達が好き」。

これは結構重要なポイント。

選手の成長を心から願うため、それが指導に大きく影響します。
選手と同じ目線に立ち、選手の心に寄り添ったり、厳しく叱ることも本気でできる。
だから選手やサポートしてくれる親御さんを信頼し大好きになる事が大切なのです。

最近はクラブのOB/OGがサッカーコーチとして戻ってきて、1FCで自分が子供の頃に体験したことを指導に活かしてくれている若いスタッフも増えてきました。

クラブ創設期から我々が「リカレントプログラム」と呼んでいる育成システムがあります。
リカレントは「回帰する」という意味合いがあるのですが、私達の気持ちとしては、子供達と関わる期間はチームに選手として在籍している期間だけでは無いと思っています。クラブを卒業した選手も将来指導者やトレーナーなど・・回り回ってまたクラブに帰ってきて欲しいと願っています。クラブを継続的に運営していくことは簡単ではありませんが、選手達にはいつも「振り返れる場所、帰って来れる場所」をつくり続けたいと考えています。

1FC川越水上公園(ワンエフ)はクラブとして、全国大会出場(女子)や、Jリーガーの輩出などサッカーでも結果が出ていると思います。その要因をどうお考えでしょうか?

1FC川越水上公園

粂川:

トップ選手が育っている要因は、選手個々の強みを最大限に伸ばしているからです。
選手それぞれの特徴を把握して思い切ってプレーさせることで、突き抜けた武器を習得できるようになります。

私たちが直接的に選手に関わる期間は小学生~高校生まで。
1FCを卒団した後も自分のストロングポイントをその後のサッカー人生で、発揮してもらえるよう心がけています。

勝利と育成を切り離して指導する方法もありますが・・・
1FCでは試合で勝利する事を目標に、試合で発揮できる技術習得や状況に適した判断、戦術の理解度を選手に意識させトレーニングを組み立てます。勝利と育成を切り離さずに両輪をチームとして成果を出すことを目的にしていることも特徴の一つです。

1FC川越水上公園(ワンエフシー)として、今後進化していきたい、伸ばしていきたいと思っている部分があれば教えてください!

1FC川越水上公園

粂川:

1FCの多様な活動が、川越という地域が抱える課題を解決することに貢献するクラブになることを目標に取り組んでいきます。
クラブの存在が川越市のシンボルとなり、地域から応援されるクラブになることが目標。

サッカーだけに固執せず、異なる目線とアプローチをカタチにできるようにしたいです。
元々、サッカーやスポーツが好きな人がスポーツを楽しめるのは当たり前です。
スポーツに興味が無い人や、苦手で避けてきた人も、スポーツを楽しむ方法は沢山あります。

「するスポーツ」だけでなく、「見るスポーツ」、「支えるスポーツ」など・・スポーツとの関わり方を広く捉えて地域に貢献していきたいです。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください!

1FC川越水上公園

粂川:

日本の伝統的な街並みや建物を残している川越。
受け継がれてきた古き良き歴史や文化、風情を身近に感じるところが好きですね。
変わらない良さを大切にする反面、新しく変えていこうという街。とても魅力のある街です。

川越における、スポーツの発展という観点では、街全体へ各コミュニティが行うスポーツ活動をもっと多くの人々の目に触れるように発信していくべきです。

老若男女問わず誰でも参加できるような総合型スポーツクラブとしての在り方や、様々なスポーツが楽しめる整備された環境を創造し具現化することが重要。
単独で成長・発展することが目的ではなく、多様なステークホルダーと価値をシェアして街全体でスポーツを盛り上げていく姿が理想です。
そのような活動を推進できる立場になれるように、1FCも成長していきたいな、と考えています。

本社所在地 〒350-1171 埼玉県川越市池辺880 川越水上公園内
本社電話番号 049-241-2243
公式HP https://sports-create.com/kawagoe-suijo/