武州ガスは人々の暮らしや企業活動を支えるクリーンエネルギー「天然ガス」を提供し、家庭用をはじめ、業務用、工業用、空調用のほか、燃料電池、コージェネレーションのエネルギー源として幅広く利用されています。
川越に立ち上げられて95年、もうすぐ100年を迎える武州ガスの創業の精神を教えてください!
大久保:2代目の社長である原次郎氏は坂戸市の出身なのですが、その坂戸市は常習水害地でした。
そこで、堤防を作って河川を改修しようということになり、その資金を同郷である渋沢栄一の甥、当社の創業者となる大川平三郎氏に頼んだことがきっかけで、武州ガスが誕生したそうです。
では、なぜガス会社なのかといういうと、川が決壊してしまうのは、炭や薪用の木を切ってしまって山に保水力がなくなってしまうからで、そこで、山の保水力を守るためにガス会社を作ろうという話になり、ガス事業で地域の発展に貢献しようと武州ガスが設立されました。
昔は石炭を燃やしてガスを作っていたので、石炭を鉄道で運搬する点で、立地条件も良く東京の台所として栄えていた川越にしたそうです。
ガス事業を通じて地域に貢献するということですが、武州ガスの社会貢献活動について教えてください!
荒川上流河川事務所と、埼玉県生態系保護協会と当社で「武州・入間川プロジェクト」を立ち上げ、入間川流域で環境活動をする団体への資金援助を10年以上続けています。
又、飯能市に山を買って、森林保全の活動も行っています。
こういった活動も、創業の精神に通じています。
さらに、昨年からは農業(稲作)も始めました。
これも地域貢献の一環で、耕作放棄地や農業従事者の高齢化への対策という意味もあります。
また、スポーツ、音楽活動にも取り組んでいます。
少年野球や、少年サッカー大会への協賛や、日本フィルハーモニーのコンサートを開催し、お客さまを招待しています。
他にも地域のイベントに協賛するなど、様々な活動を支援しています。
普段、どんな場面で、地域の皆さまに喜んでもらえていると感じますか?
藤村:都市ガスだけでは普段あまり地域の皆様と直接お話しする機会はありませんが、イベント時などに「当たり前に使えていることがありがたい」というお言葉をいただくことがあります。
また、当社が発行している情報誌のプレゼント応募はがきに、感謝の言葉が添えられているのを見るとうれしくなります。
これから力を入れていきたいことを教えてください!
大久保:カーボンニュートラルへの取り組みです。
化石燃料である天然ガスを供給する会社として大きな課題です。
また、新事業をはじめるなど、経営の多角化にも取り組んでいます。
最後に川越の魅力のついて教えてください!
大久保:新旧のバランスの取れた住みやすい街だと思います。
サッカースタジアムを作れるような夢のある話も出来たらいいですね。
公式HP | https://www.bushugas.co.jp/ |
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