農業

川越/今福で農家を営む、新井農園。自慢の里芋は農林水産大臣賞を2年連続受賞! 自宅前の直売所を通じて、お客様とのつながりを大切に。

新井農園は川越/今福で里芋・ほうれん草・青梗菜を主に生産している農家さんです。

 

埼玉県川越市の今福で、家族4人で農家を営んでいる新井農園。農林水産大臣賞を2年連続受賞している里芋は、繊細なねっとり感があり優しい口あたり!新井農園の野菜は自宅前の直売所で購入できます。

今回は新井さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

新井さんはなぜ川越で農家になられたのですか?

新井:家が農家であったことが大きな理由の一つです。代々川越で農業をしてきて、私で7、8代目くらいだと思います。

私が農家になったきっかけは、農家をしていた父親が怪我をしたことがきっかけです。元々私はサラリーマンをしていました。というのも、「農家さんは社会を知らないといけない」ということでサラリーマンをしていました。そして、父親の怪我のタイミングで農業を手伝うことを決意しました。

新井農園さんにとって、農業をする上での川越の魅力はございますか?

新井:やっぱり、野菜作りに適した土地ですかね。川越は関東ローム層と言って土地柄的に露地野菜が作りやすい。新井農園では里芋、ほうれん草などもそうですし、三芳町の方に行くとさつまいももそうですね。大宮の方に行くと田んぼ地になっていて、保水力があり過ぎてぬかるんでしまう。逆に良くないんですよね。

それが分かるように、川越市は里芋の売上高は全国で1位、その他の野菜類も全国で上位に位置しています。川越は観光地だけでなく、農業の川越でもあります!

新井農園の里芋は農林水産大臣賞を2年連続受賞していますが、魅力を教えてください!

新井:新井農園の里芋の味の魅力は「ねっとり感」です。繊細なねっとり感で優しい口あたりになっています。おすすめの食べ方は、茹でて皮を剥いた里芋に醤油をかけるだけのシンプルな食べ方です。食べて下さった方は、他のものとは一味違うと言ってくださいます。もちろん「里芋の煮ころがし」等の料理で食べていただいても美味しいです。

新井農園では、里芋の地方配送も承っていますので気になった方はHPもしくはTwitterからご注文ください。

新井農園さんは、自宅前の直売所を通して川越で支持を集めているようです。そこにはどのような背景があるのでしょうか?

新井:まず、直売所を始めた理由は、「直接お客様の顔を見たかった、感想を聞きたかった」からです。これまでのJA出荷では、流れ的にお客様の顔を見ることができません。どのようなお客様が私たちの作った野菜を買って食べていただいているのか全く知ることができませんでした。そこで、昨年の10月から直売所をオープンしました。

また、新鮮な野菜をお届けできることもメリットの一つです。当日に収穫した野菜を、直売所で販売しているので本当に新鮮です。

オープンしてからは川越の近所の方だけではなく、Twitterを通して知ってくださった遠方の方まで来ていただいています。再び来店してくださった方が「美味しかったよ!」「こんなに美味しいのは食べたことない!」などと声をかけてくださるのでとても嬉しいです。直売所を初めて本当によかったと思います。

新井さんが、農業をしていて喜びを感じる瞬間はどのような瞬間なのでしょうか?

新井:やっぱり、お客様の反応です。先ほどと少しかぶるのですが、直売所でお客様が来てくれて「美味しかったよ」と反応があると、自分たちが作った野菜は美味しかったたんだと分かるので、それが喜びです。これは、スーパーや卸とは違い、直売所のいいところです。また、Twitterでも同様で、買ってくださったお客様がTwitter上で感想を投稿してくださるのは本当に嬉しいです。

あとは、里芋で賞を受賞するなどといったように、評価されることも喜びですね。それを受けて、来年も頑張ろうと思うことができます。新井農園では、里芋で農林水産大臣賞を5度受賞していて、父親の時に平成17年・20年・21年に3度受賞、私になってからは平成30年・31年の2年連続受賞をさせていただきました。

新井農園さんが、農業経営していくにあたってどのような苦労がございますか?

新井:野菜作りでは、天候に左右されることが苦労です。例えば、去年は里芋の成長期に雨がたくさん降り過ぎてしまったため、年末に収穫する里芋に影響してしまいました。そうすると、それに伴って年間収入も減ってしまうんですよ。当たり前ですが、天候を正確に予測することも、思い通りにすることもできないので難しいですね。

新井さんが個人として、今後進化していきたい、伸ばしていきたいと思っている部分があれば教えてください。

新井:直売所です。直売所を通して多くの方に良い食材を食べてもらうことが一番。1人でも多くの方に私たちの野菜を食べてもらいたいです。そのためにも、夏に向けて直売所用の野菜を育てたりしています。

また、新井農園の直売所は見た目にも力を入れています。装飾やポップをシーズンごとに変えるなどしていて、それらのデザインは全て娘がしてくれています。今は、「これまでにない直売所」をテーマに、ピンクを基調としたのぼりやシールを作成しています。可愛らしい直売所になっていますので、是非お越しください!

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。

新井:いろいろな野菜が豊富に取れるところですかね。正直、川越にはまだまだ埋もれている野菜がたくさんあります。

いろいろな直売所を回ってみることも面白いのかなと思います。農家さんによって同じ野菜でも味が違いますし、そういうところを楽しむことができるのも川越の魅力だと思います。

住所 〒350-1151

埼玉県川越市今福1230

直売所営業時間 9:00~17:30

季節によって異なります。

電話番号 049-243-0083
HP https://araifarm-satofuku.jimdofree.com/
Twitter @Araifarm1230