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川越の澪接骨院院長町田さんは、接骨院と整形外科の両方の経験を生かし、外傷にも整体にも強い。地域に貢献したいという想いを胸に患者さんの意識改革へ

接骨院と整形外科の両方で働いた経験を生かし、外傷にも整体にも強いと地域住民から評判の接骨院です。

 

 

「接骨院と整形外科の守備範囲から漏れてしまうような患者さんを1人でも多く救いたい。」澪接骨院院長町田さんは様々な症状に苦しむ患者さんと日々向き合っています。

 

今回は川越市吉田新町にある澪接骨院院長の町田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

 

澪接骨院院長町田さんは川越とどのような繋がりがあるのでしょうか?

町田:私は出身が秩父で、幼少期は所沢市で過ごしていました。小学校5年生の時に川越市に引っ越ししてきました。そこからはずっと川越で暮らしています。途中高校は都内の高校に進学したこともあり、4年ほど川越を離れていたのですが、それ以外は人生のほとんどを川越で過ごしてきました。私の通った小、中学校は川越西小学校と川越西中学校で、今の澪接骨院も川越市吉田新町にありますので、川越というよりも吉田新町周辺でずっと生活してきたと行っても過言ではありません(笑)。子供も私の母校に通っていました。妻の実家もこの近辺でしたので、家族でお世話になっています。

澪整骨院が川越に立ち上げられた背景にはどのような理由があるのでしょうか?

町田:私は中学校で剣道をやっていたのですが、そのスポーツとは関係なく怪我の多い子供でした(笑)。小学校2年生の時には自転車で転んで右の手首を、4年生の時にはローラースケートで転んで左の手首を骨折し、6年生の時には学校の廊下で転んで肩甲骨の先の肩峰という部分にヒビが入ってしまいました。2年おきくらいに骨折していましたね(笑)。さらに高校生の時は接骨院でアルバイトをしていたこともあって接骨院、柔道整復師は馴染みのある職業でした。

高校卒業後は、父親が飲食店を営んでいたこともあって、調理師の専門学校に通っていました。その関係で3年ほど都内や大宮などでバーテンダーなどの飲食関係の仕事をしていたこともありました。妻と結婚をするタイミングで堅実な職に就こうと思い、もともと興味のあった柔道整復師という職業に就くことにしました。接骨院を開院するのに必要な柔道整復師という国家資格は接骨院で働きながら、夜間の専門学校に通って3年で取得しました。

柔道整復師を志してからは、霞が関の接骨院と新宿町(あらじゅくまち)の整形外科で働かせていただいていました。その頃から自分の接骨院を開院したいという想いがありましたね。自分で接骨院を開院したいと思ったのは、接骨院と整形外科の両方で働いた経験として、色々と矛盾を感じてしまったからです。接骨院は保険適応内の怪我のみを診療することになります。怪我以外は保険外治療になってしまいます。整形外科は関係なく診療することができますが、その業務量の多さなどから、患者さん一人一人に向き合えず少しおざなりになってしまっている整形外科もあるというのが現実問題としてありました。慢性疾患などについても整形外科では診療することができますが、そのリハビリは、電気治療やストレッチなどルーティンワークになってしまっている部分もありました。接骨院での経験や知識もある私としてはその点に納得がいかず、「これでは治りが遅くなってしまうのではないかな」と感じることもありました。接骨院と整形外科の守備範囲から漏れてしまう患者さんも多くいらっしゃると感じていてので、そのような患者さんを少しでも救いたいという想いから、澪接骨院を開院するに至りました。

澪接骨院を地元川越市吉田新町に開院したのは地元で開院したほうが有利ということもありますが、やはり自分を育ててくれた地域に貢献したい、恩返しがしたいという想いが一番でした。

澪整骨院の特徴として挙げられることは何でしょうか?

町田:特徴として挙げられるかはわかりませんが、最近は、慢性腰痛や坐骨神経痛などの対応は増えてきています。筋膜リリース系をベースとしながら、体全体のつながりなども診て適切な処置をするようにしています。整体の方にも力を入れていて、そちらの患者さんも多く来院されます。

澪接骨院ではラジオ波も使用しています。ラジオ波というのは大きく言うと温熱治療器になります。組織の回復をサポートして治りを早くする効果があります。同じ温熱治療器として超音波治療器がありますが、超音波治療器の効果範囲はとてもコンパクトです。それに比べて、ラジオ波治療器は効果範囲が広く、慢性疾患系や外傷の治療にも用いることができます。運動後の回復目的だけではなく、運動前の関節や筋肉の可動域向上にも期待できるため、スポーツ界でもサッカーのJクラブチームが使用しているそうです。

さらに、私自身が接骨院と整形外科の両方を経験しているということもあります。現在、接骨院は大変厳しい状況です。それは保険請求が厳しくなったということもありますが、怪我をしたら接骨院ではなく、整形外科を選ばれる方が増えたということも一因としてあると思います。整形外科で治療を受けてから、その後のリハビリを接骨院で行うということは多々あるのですが、怪我をして第一の選択として接骨院は選ばれなくなってきました。その理由は、外傷を診られない接骨院が増えてきたことにあると思います。昔、接骨院はほねつぎと言われていたように、応急処置をした後は整形外科に送らないといけないというきまりはあるものの、外傷を診られる接骨院が多くありました。しかし、時代の流れとともにそのような接骨院は少なくなってきた印象です。ほねつぎも出来ない接骨院ってどうなんだろうという思いは私自身も持っていましたが、接骨院に就職してしまうと、なかなか外傷に出会う機会がありません。私はそれが嫌で一度接骨院を退職し、整形外科の病院に就職しました。するとどうでしょう。まあ外傷の多いこと(笑)。患者さんは怪我で苦しまれて来院されているのですが、誤解を恐れずに言うと私としては様々なありがたい経験をさせていただきましたね。接骨院と整形外科両方の知識と経験は澪接骨院での治療に大変役立っています。

澪整骨院を運営していて、喜びを感じる瞬間はどのような瞬間なのでしょうか?

町田:まず整体の方での喜びは、患者さんの長年苦しまれてきた症状が良くなって喜びの声をいただけたことですね。腰痛や痺れなど長年苦しまれてきた症状について、整形外科では、骨が変形しているから症状が出るのはしょうがないと言われる事もあるようですが、澪接骨院でしっかりと検査をして時間をかけて少しずつ手をかけていくと患者さんの運動性が徐々に良くなっていくことがあります。「先生のおかげだよ」なんて声をかけていただくと、この職業をやってて良かったなと思いますね。少しオーバーな表現をされる方もいらっしゃいますが、それでも本当に嬉しいものです。「先生に診てもらわなかったら歩けなくなってたよ」なんておっしゃる方もいらっしゃいます(笑)。

接骨の方では、骨折の後の患者さんが、拘縮(こうしゅく)といって固まってしまっていることがありますが、それが徐々に解けていくことが嬉しいですね。サッカーをやっている少年の患者さんでもクセになって怪我を繰り返してしまうことがありますが、運動指導などを通じてその怪我を繰り返しにくくなったりした姿を見ると嬉しく思います。

澪整骨院の運営にあたって、どのような苦労がございますか?

町田:「#川越」のやぎ鍼灸接骨院さんの記事(https://mag.c-kawagoe.com/archives/487)を拝見させていただいて、私もそうだなと思ったのですが、澪接骨院を経営する上で家族にはものすごい迷惑をかけてしまっているなと感じています。職業柄、新しい知識を入れるために常に勉強は欠かせません。今は新型コロナウイルスの影響もあり、勉強会に出向くのは近場での月一回のみになっていますが、一昨年などは京都へ講習を受けに行くなど、様々活動をしていました。日頃は澪接骨院を営業しながら勉強をするというのはなかなか難しいので、営業終了後の夜遅くに勉強の時間を回すことになってしまい、家族には迷惑をかけてしまっていますね。家族の理解のもと活動できています。

澪整骨院として、町田さん個人として、今後進化していきたい、伸ばしていきたいと思っている部分があれば教えてください。

町田:今も整体の方に力を入れていますが、今後はさらに整体に特化していこうと考えているので、整体について力をつけていきたいと思っています。今は腰痛を得意としているということで地域の皆様にも認知いただいていますが、それ以外ももちろん診ていきますし、地域で「迷ったら澪接骨院」と選んでいただけるように、澪接骨院の知名度をさらに上げていきたいと思っています。なかなか1人では手の回らないところではありますが、色々と勉強をしていて、HPも刷新しましたし、SNSも力を入れていこうと思っています。

また、実現可能かどうかはさておいて、誰でも来院できる接骨院にしたいと思っています。今はまだ模索中ですが、接骨院事業で安定した収入を得る必要がなくなれば、誰でも来られる接骨院を開いて、「治療代は投げ銭でいいよ」「自分が思った金額を払ってくれればいいよ」とかやってみたいですね。その代わり、患者さんには強く言います(笑)。「治したいなら言う通りにやってくれ、言うこと聞かないなら、診ないよ」と言う接骨院も面白いと思っています。やはり、今まで出会ってきた患者さんの中にも、とりあえず接骨院に行けば治してくれると思っている人が多くいました。確かに、接骨院に通っていただくことで症状は改善しますが、生活習慣などを見直さないと結局ぶり返してしまいます。接骨院に来ている時間よりも普段の生活をしている時間の方が長いわけなので、普段の生活が悪ければ良くなるものも良くならないわけです。そのことをわかっているかいないかで、大きく変わってくるので、そこの意識を変えていきたいですね。それは大変難しいのですが(笑)。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。

町田:私は生まれが秩父ということもあってあまり都会都会したようなところは苦手です。飲食業に従事していた時は都内や大宮の方でも生活していましたが、だんだんと疲れて来てしまいました。その点川越は都内に比べると田舎ですが、十分に便利な街だと思っています。さらに、川越市吉田新町あたりは本当に住みやすいですね。緑や公園もありますし、育児にはもってこいの環境です。地域の方々みなさんいい方ばかりで、私自身この辺りで暮らしていても、「うわぁ、嫌だなぁ」ということはあまり思い当たらないですね。まだ車がないと生活できないところがあるので、お年寄りにとっては少し不便な面もあるかとは思いますが、バスも通っていますし、十分な利便性かなとも思っています。私は計25年くらい川越にお世話になっていますが、今後川越を出るつもりはさらさら無いですね。それくらいいい街です。都会も遊びに行くにはいいですが、住むならやっぱり川越ですね。

 

住所 埼玉県川越市吉田新町3-8-6
電話番号 049-298-7227
澪接骨院の診療時間 8:30~12:00/15:00~20:00

[土曜日]8:30~12:00/14:00~18:00(午後完全予約制)

[日曜日]8:30~12:00/14:00~18:00(午後 完全予約制、整体院澪のみ)

休診日:水曜日、祝祭日

駐車場3台あり

澪接骨院 公式HP https://mio-bs.com
澪接骨院 公式SNS Twitter:https://twitter.com/mio_bs_com

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